今まで健康であったとしても、思いがけない病気や入院・手術に見舞われることの多いマチュア世代。
病後・術後に低下した体力の回復に時間がかかると感じている方が多いのではないでしょうか。
そういう私も、昨年から重度の貧血になってしまい、貧血の原因を取り除くために今年2月に入院と手術を受けました。
その後、順調に快方に向かっていましたが、6月に虫垂炎（盲腸）にかかってしまい、著しく体力が低下してしまう事態に。
一時的に体力の回復する薬を服用するのは、その場しのぎに思えて抵抗を感じていたところ、病院の先生から処方されたのは「長期的な体質改善の見込める漢方薬」でした。
病後の体力低下を改善する漢方薬「十全大補湯」
十全大補湯（ジュウゼンダイホトウ）は、病後・術後の体力低下、疲労倦怠、食欲不振、ねあせ、手足の冷え、貧血に効果のある漢方薬です。
体力と気力をリカバリーしてくれるため、病中・病後、手術後などで体力が弱っているときに用いられます。抗がん剤などの副作用軽減のために処方されることもあります。
体力を回復してくれるだけでなく、食欲不振や手足の冷えなどにも効果があるのがうれしいですね。
十全大補湯に含まれる成分は以下です。
- 黄耆（オウギ）
- 桂皮（ケイヒ）
- 地黄（ジオウ）
- 芍薬（シャクヤク）
- 蒼朮（ソウジュツ）
- 川芎（センキュウ）
- 当帰（トウキ）
- 人参（ニンジン）
- 茯苓（ブクリョウ）
- 甘草（カンゾウ）
漢方は西洋医学の薬よりも副作用が少ないですが、飲み合わせに注意の必要な薬があります。
病院や漢方薬局の指示、市販されている漢方薬の用法用量を守って服用してくださいね。
お値段お高めの漢方薬をお得に購入する方法
漢方薬の値段は高い、というイメージをお持ちの方が多いと思います。
でも、病院で漢方薬を処方してもらうと、自己負担が3割（年齢等によって、健康保険の負担割合は変わります）になるため、漢方も3割のお値段で購入することができます。
もしも、病院で漢方薬を処方してもらえる機会がありましたら、お断りをせずに処方してもらってくださいね。
私の場合、漢方を処方していただいた病院への通院は7月上旬に終了となりましたが、担当医より「漢方を処方してもらうために診察を受けてもいいですよ」と仰っていただきました。病院の近くへ行く際は、漢方を処方してもらいがてら診察していただく予定です。
第2類医薬品 〔T-55〕クラシエ 十全大補湯エキス錠 180錠
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